宅配代行サービスのウーバーイーツ(Uber Eats)が2020年8月6日から、定額制のサービス「Eatsパス」を開始しました。
月額980円の定額サービスに加入すると配送手数料が無料になるとのことです。
ウーバーがサブスク「Eatsパス」を開始
ウーバーイーツのサブスクリプションは2020年の5月に米ウーバー・テクノロジーズから発表がありましたので、近く日本でも導入されると考えられていました。
アメリカでは月額9.99ドルと告知され、これは日本円で1,100円ほどの料金です。
同じ位の料金と予想されていましたが、今回、日本でのサービスは980円と正式な発表がありました。
Eatsパスの特徴は
- 月額980円で配送料が無料になる
- 1,200円以上の注文のみが対象
定額制のサービスですから、一度申し込みを済ませてしまえば、月に何度利用しても980円以上の配送手数料はかかりません。
また、1,200円未満の少額注文には適用されないので、その点は注意が必要でしょう。
ここで気になるのは、ウーバーイーツの支払いは商品代金の他に、
- 配送手数料
- サービス料
- 少額注文における手数料
の3つがかかり、今回の定額980円はどこまでが無料になるのか分かりにくい点があげられます。
ちなみに、支払いはクレジットカード、デビットカード、ペイメントサービス、現金から選ぶことができます。
ウーバーの仕組みを簡単に説明
まずは、ウーバーイーツを利用する際の流れは、
- 最初にお客さんがスマホアプリUber Eatsで欲しいものを注文。
- 注文を受けたお店は、近くにいる配達員へ連絡。
- 配達員はお店で商品を受け取り、お客さんへ届ける。
これだけ。私たちお客さんは商品を受け取る際に、商品の代金とサービス料、配送手数料などを合わせて支払います。
この中に配達員への報酬と、ウーバーイーツへの仲介手数料が含まれています。
配送手数料
商品以外の料金で最も大きなウエイトを占めるものが配送手数料です。主に配送員への報酬になります。
260~680円程度が一般的な金額ですが、距離や悪天候、配達員の不足などによって変動するので、一概にいくらとは言えません。
サービス料
ウーバーイーツ(企業)の受け取る仲介手数料で、注文代金の10%に設定されています。
アプリの開発やメンテナンス、社員へのお給料などを考えると当然、タダという訳にはいきませんからサービス料はかかります。
少額注文における手数料
700円未満の少額注文には、150円の手数料が加算されます。
ウーバーイーツは10%のサービス料を取って成り立っているのですから、少額注文ばかりですと赤字になってしまうかもしれません。
そこで、700円未満の少額注文に限り、150円の追加手数料が発生します。
逆に言うと700円以上の注文であればこの手数料は発生しません。
今回スタートした、ウーバーイーツのサブスクリプションは、毎月980円の定額サービスに加入すると、配送手数料が無料になるというものです。
一番大きいウエイトを占める配送手数料が無料になるのです。
定額制のメリットとデメリット
それでは具体的に見ていきましょう。
配送手数料は天候や混雑状況によって変動しますが、一般的に260~680円程度といわれています。
最も多いのケースは300~400円とのことでしたので、月に3,4回利用すれば元が取れる計算です。
週に一度は利用している、もしくは利用する予定であればサブスクに加入した方がお得になるでしょう。
逆に月に1,2回程度であればサブスクはムダになるので、加入しない方がお得です。
また、忘れてはいけない点は、一度の利用金額が1,200円以上でなければ対象外になってしまうことです。
大人2人であれば一度に1,200円以上の食事代は簡単にクリアできますが、女性の一人暮らしですと厳しいハードルになります。
この場合は、多めに注文をして(1,200円以上使って)、残りは冷蔵庫へ。
という選択肢が可能かどうかで変わってきます。温め直すと味が落ちてしまう料理には向かない方法ですよね。
公式ツイッターでキャンペーンをチェック
それともう一つ。ウーバーイーツはTwitterでの情報発信にも力を入れています。
【Uber Eats 公式Twitter】
https://twitter.com/UberEats_JP
1,000円以上の注文で500円オフのクーポンだったり、マクドナルドやピザハットなど大手チェーン店のクーポンやキャンペーンを頻繁におこなっているので、注文する前に一度、公式Twitterをチェックしておいた方がいい思います。
キャンペーン以外にも、サービスエリアの拡大で新規の地域が告知されています。
その際はその地域で使えるプロモーションコードが配布されるので、新規の拡大エリアに該当した場合もお得になります。
その場合は初回限定で配送手数料が750円引きになったり、320円の固定金額になったりするので、このようなケースではサブスクに加入するメリットがありません。
まずは、新規加入+普通に拡大エリアのプロモーションコードを使うとお得ですから、一度使ってみてから利用頻度に応じてサブスクを検討すればいいでしょう。
配達員のモラルが問題視されている
最後に、わたしが感じているウーバーイーツの懸念もお話ししておきます。
都会では今、ウーバーイーツの配達員のモラルが問題視されています。
交通ルールを守らず、危険な運転をする配達員が多く、特に自転車のトラブルが頻発しているのです。
配達員に登録する際は、30分ほどの説明を受けるらしいのですが、交通ルールについての教育が行き届いていないようです。
歩道を全速力で駆け抜けていく自転車の配達員に怖い思いをした方も多いでしょう。
ウーバーイーツはとても便利なサービスです。
自転車で配達をされている方は、どうぞマナーを守って安全に配達をお願いします。
ウーバーイーツさんも、配達パートナーの方が安全に配達できる環境整備をお願いします。
まとめ:Eatsパスに向いている人、向かない人
と、いうことで、ウーバーイーツのサブスクリプション「Eatsパス」
- 一度に1,200円以上を注文できる方
- 月に3~4回以上、利用する方
この2点に当てはまる方は配送手数料を節約することができるので検討してはいかかでしょう。
それと、配達してもらえる対象地域はウーバーイーツの公式サイトで確認できます。
もし、新規の拡大エリアにお住まいの方は、公式Twitterでプロモーションコードを受け取るのも忘れずに。
私も利用させていただいているウーバーイーツの詳細は公式ページでどうぞ。